「好き」を見つけたい女性を応援したい!~ハンドメイド作家・岡島由夏さんインタビュー更新日:2021年05月25日
ハンドメイド作家として、女性が活躍するシェアアトリエ「ふわいえ」を主宰する岡島由夏さんにインタビュー。
輝いている人を地域に増やしていきたいという熱い想いと、前向きでエネルギッシュな姿勢で、「何かを始めたい!」「チャレンジしたい!」と思う女性を後押ししています。
女性が活躍する場をつくりたい!
――なぜハンドメイド作家になられたのですか。
もともと、学校でファッションを学んでいたのですが、子どもを妊娠したとき、子どものために何かを作りたい、という気持ちから本格的にハンドメイドを始めました。
ハンドメイドが好き過ぎて、最初は作ったものを人にあげたりしていましたが、作るペースが速く、たまりすぎて(笑)その後、作った作品を販売するようになりました。
――ハンドメイド作家としてだけでなく、活躍の場をさらに広げていらっしゃいますよね。
はい。作品を販売するなかで、自分にベストなイベントを開催して販売したいと思うようにもなって、ハンドメイド作家とイベント主宰の二足のわらじを履くようになりました。
そうした縁があって、異なる分野のクリエイターや、地域づくりに熱心な方々と出会うことができ、今に至っています。ほんとうに縁だなぁと感じています。
――今は、どういったことに力を入れていますか。
ハンドメイド作家とイベント主宰者としての活動を10年間やってきましたが、これからは、この経験を、人を育てていくことに使いたいと考えています。
その一環として、『じぶんをしる学』を立ち上げました。そこでは、新たにチャレンジしたい女性、自分のやることを発見したい女性、好きを見つけたい女性をサポートして、女性が活躍する場をつくることを目指しています。
『じぶんをしる学』には、ハンドメイドをやっている人だけではなく、コミュニティに興味があったり、佐倉が盛り上がったら良いなと考えたりする女性が来てくれていますね。
失敗はない!前向きにチャレンジする姿勢を大切に
――岡島さんが主宰するシェアアトリエ「ふわいえ」はどんな場ですか。
イオンタウンユーカリが丘に開店した、女性ハンドメイド作家のコミュニティと作品販売の場です。
実は「ふわいえ」をオープンするまで、準備のミーティングに1年かけました。「ふわいえ」を、携わるみんなの意見で育てられるようにと考え、プロセスの共有を大切にしたからです。
最終的に、立ち上げには20人の方が協力してくれました。ここでは、チャレンジすることが大事だから、失敗はないとみんなで言い合っています。つねに前向きです!
――どういったところにやりがいを感じていますか。
問題が多すぎて、日々やりがいに溢れています(笑)
そもそもコミュニティづくりって、教科書がないんですよね。20人いたら20人の個性があって、全員の意見をすくい上げるのって、ほんとうに難しいです。つねに壁にぶち当たってばっかり。
みんなで何かひとつを創り上げるためにはどうしたら良いか、そういうことを考えているのが楽しいですし、やりがいを感じますね。
――これから「ふわいえ」をどんな場にしていきたいとお考えですか。
「ふわいえ」のゴールは、既にみんなで決めています。ハンドメイドコミュニティをつくることはもちろんですが、ひとりひとりが個をもって輝き、ここを訪れた女性にも影響を与えるような場所にすることです。
個をもって輝くためには、アイデアを実現する力など、自分をつくる上で大事な部分を、みんなで理解し合い、教え合いながらやっていきたいです。
人から人へ輝きが連鎖し、輝いている人が地域に増えたら、佐倉全体が輝くんじゃないかと思っています。
佐倉にあるチャレンジする気質
――岡島さんと佐倉の関わりを教えてください。
私自身、出身は新潟県なのですが、千葉県内に住んだときに、千葉の人ってメッチャいいなと感じて、佐倉の志津地区に導かれてきました(笑)
そして、住んでいる場所が心地良く、地域をアピールしたいと思うようになって、いろいろな方に会ってお話を聞いていくうちに、イベントを主宰するようになったというわけです。
――岡島さんが感じる佐倉の魅力とは?
佐倉に住んだときの印象は、まず人が良いことです。私が住んでいる地区は、わりと受け入れてくれる人が多く、柔軟性がある気がします。
また、ハンドメイドのイベントも多いし、そういった環境があるから、チャレンジしやすいのかもしれませんね。
【岡島由夏さんプロフィール】
ハンドメイド作家。
「シェアアトリエふわいえ」ディレクター、「Happy Natural~ニューシンキングスタイル~」主宰、地域密着インタビュー「しづってどうでしょう」を監督するなど、ハンドメイドイベントや座談会を精力的に開催している。