2/28、「ゆるスポーツ」が佐倉にやってくる! 話題のスポーツを佐倉高生がひと足先に体験してみました更新日:2019年02月07日

「ベビーバスケ」「イモムシラグビー」「トントンボイス相撲」「ハンぎょボール」「こたつホッケー」…思わずクスッと笑ってしまうこれらのスポーツは、近年テレビでも話題の「ゆるスポーツ」。その体験イベントが、高校生・大学生を対象に、2019年2月28日に佐倉市で開催されます! 今回はイベント開催に先駆けて、世界ゆるスポーツ協会事務局長の萩原拓也さんが、千葉県立佐倉高校を訪問し、生徒のみなさんに「ゆるスポーツ」を体験してもらいました。

<佐倉「ゆるスポーツ」体験イベント&ワークショップ 参加申込はこちらから!>
※申込〆切:2月25日(本イベントは終了しました)
https://goo.gl/forms/mDFH915PQrUrXjrj2

「ゆるスポーツ」の生みの親・萩原さんは、佐倉高校出身

一般社団法人世界ゆるスポーツ協会 理事・事務局長 萩原拓也さん

「ゆるスポーツ」を提案するのは、スポーツクリエイター集団・世界ゆるスポーツ協会。その創立者のひとりである萩原拓也さんは、2002年に佐倉高校を卒業したOBです。大学卒業後、ITエンジニア・コンサルタントなどを経て、2015年にコピーライターの澤田智洋さんとともに世界ゆるスポーツ協会を立ち上げました。

協会が掲げるコンセプトは、「スポーツ弱者を、世界からなくす。」。勝ったら嬉しいし負けても楽しい、誰もが気軽に楽しめるスポーツを考案しています。現在では、幅広い年代の参加者による大会開催や、福祉施設への導入、アイドルグループとのコラボなど、さまざまなシーンで『ゆるスポーツ』が親しまれています。

萩原「大人になると、スポーツを定期的にする人は半分くらいに減ります。お年寄りも子どもも、運動が得意な人も苦手な人も、障がいのある人もない人も、みんなが一緒に楽しめるスポーツをつくることが僕たちの仕事。そうすることで、スポーツ人口減少や高齢化社会、お年寄りの孤独化など、いろんな課題を解決していきたいと思っています」

今回集まってくれたのは、佐倉高校1年生の生徒8人。うち5人は、1〜2年生の間に取り組む課題研究のテーマに「ゆるスポーツ」を選んでいるそう。

生徒「佐倉の地域活性化に興味があって、情報収集のために市役所に電話してみたら、『ゆるスポーツ』を紹介してくれたんです。インスタやツイッターで動画を見てみるとおもしろそうだったので、研究テーマに決めました。ゆくゆくは佐倉で『ゆるスポーツ』を定期開催したり、自分たちで新しいスポーツを提案できたらと思っています」

自身の19歳下の後輩にあたる、佐倉の将来を担う生徒たちに、萩原さんは力強いエールを送りました。

萩原「そういう取り組みをやってくれるのは大歓迎。君たちのつくった『ゆるスポーツ』が佐倉のスポーツ大会になったりしたら嬉しいよね。僕が高校生の頃はネットが今みたいに普及していなかったし、スマホもなかったから、情報を知る機会も自分の発信したものが世界に広がるチャンスもなかった。今の若者は自分で考える能力が下がっているとよく言われるけど、全然そんなことはなくて、今の時代ならではの情報収集力や発信力を活かして、何を考えてどう行動するかが重要なんです。良くも悪くも世界中に顔が知れる可能性を自分たちが持っていることを、ぜひ知ってほしいなと思います」

ボールが泣き出す!? 「ベビーバスケ」を体験

2月28日のイベントでは、人気競技のひとつ「ベビーバスケ」体験や、オリジナルの「ゆるスポーツ」を考えるワークショップが開催される予定。今回は生徒のみなさんに「ベビーバスケ」を少しだけ体験してもらいました。

使うボールは通常のバスケットボールではなく、激しく動かすと泣き出してしまう「赤ちゃんボール」。ボールを泣かせると相手ボールになるため、ドリブルや強いパスは避け、優しくパス&キャッチしながらゴールを目指します。これなら球技が苦手でも楽しく参加することができそうですね。

さっそく「赤ちゃんボール」をパスし合ってみた生徒たちですが、泣かせないようにするのが意外と大変! 衝撃を与えないようにそっと投げたり、脚を屈伸させてふんわりキャッチしたり、楽しみながら工夫を重ねていました。

体験を終えた生徒たちからは、「誰でも楽しめるスポーツがあるのはとてもいい!」「高齢者や障がい者の方にも普及していきそう」「自分たちでも『ゆるスポーツ』をつくってみたくなった」といった感想が挙がりました。

生徒から萩原さんへ質問タイム!

佐倉高校の大先輩であり、今では有名人とテレビに出演したりイベントで登壇したりと活躍中の萩原さんへ、生徒から質問が寄せられました。一部を紹介します!

Q.「ゆるスポーツ」はどうやって思いついたんですか?

萩原「僕らはもともと、『バブルサッカー』を日本に紹介する活動をしていました。『バブルサッカー』をやっているノルウェーの動画を見て、日本でも流行るんじゃないかと思ったんですよね。スポッチャに導入されたり、人気漫画で取り上げられたり、反響は大きかったです。でも1年くらい経って、誰かがつくったものを広めるんじゃなく自分たちでスポーツをつくりたいと思うようになって。『バブルサッカー』がウケたポイントは、『見た目がおもしろい』『勝っても負けても笑える』『自分でもできそう』の3つだと思ったので、この要素を組み合わせて新しいスポーツをつくろうと考えたのが始まりです」

Q.萩原さん個人としては、「ゆるスポーツ」を今後どうしていきたいですか?

萩原「僕自身がゆるスポーツをもっと活用したい。『ゆるスポーツ』というコンテンツを使って、会いたい人に会うとか、行きたいところに行くとか、いかに自分のやりたいことをするかを僕個人としては大事にしています。今年中に海外に進出するのも目標のひとつ。僕にとって『ゆるスポーツ』は車や船のような乗りもので、それがしっかりしていないと遠くまで行くことはできないので、これからも『ゆるスポーツ』をもっともっと育てていきたいですね」

Q.その髪型にしたのはなぜですか?

萩原「いい質問だな(笑)。これは僕が好きなボブ・ディランの真似をして、大学時代にしていた髪型なんです。社会人になってしばらくやめていたんだけど、去年改めて『やりたいことをやろう!』と思ったときに、原点回帰の意味を込めてこの髪型に戻しました」

精力的なチャレンジを続けている萩原さんですが、高校生の頃は意外にも「何も考えていなかった。一生遊んで暮らせればいいと思っていた」そう。

萩原「でも大人になった今はめっちゃ楽しい。最初は趣味みたいな感覚で始めただけだったけど、やるうちにみんなおもしろがって声をかけてくれて、ここまで大きくなりました。これは僕の持論だけど、目指すものが決まっていなくたっていい。あれもこれも楽しそうと思っている人のほうが、挫折せず何でも実現することができると思います。佐倉で学んだみんなが大人になって、何かを成し遂げたり世の中に影響を与えたりする日を楽しみにしています」

2月28日のイベントでは、萩原さんと直接お話しすることもできます。「『ゆるスポーツ』に興味がある」「佐倉を盛り上げたい」という方はもちろん、「何となくおもしろそう」「萩原さんにこんなことを聞いてみたい」「新しい友達をつくりたい」など参加理由は何でもOK! 気になる方はぜひ参加してみてくださいね。

佐倉市×世界ゆるスポーツ協会 佐倉「ゆるスポーツ」体験イベント&ワークショップ


→本イベントは終了しました

<日時>
2019年2月28日(木) 14:00〜18:00

<場所>
ミレニアムセンター佐倉 ホール 千葉県佐倉市宮前3-4-1(京成佐倉駅北口よりすぐ)

<参加費>
無料

<対象>
高校生・大学生

<主催>
佐倉市役所

<参加申込はこちらから!>※申込〆切:2月25日(月)
https://goo.gl/forms/mDFH915PQrUrXjrj2

一般社団法人世界ゆるスポーツ協会 理事・事務局長 萩原 拓也

1983年千葉県生まれ。2002年佐倉高校卒、2006年明治大学政治経済学部卒。大手企業向け人事給与システム開発会社、スポーツ組織専門のITソリューション会社を経て、2014年にコピーライターの澤田智洋とともに日本バブルサッカー協会を設立。2015年には世界ゆるスポーツ協会を設立し、「ゆるスポーツ」の普及活動に携わる。

世界ゆるスポーツ協会HP:https://yurusports.com