
見るだけじゃない!楽しく学べる国立民俗博物館の魅力とは更新日:2025年08月20日
今回、佐倉の魅力推進課インターンシップ生(榊原、村上)が活動中に訪問させていただいた国立歴史民俗博物館の魅力や活動の様子をご紹介します♪
国立歴史民俗博物館とは?
国立歴史民俗博物館(通称:歴博)は日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する博物館で、昭和58(1983)年3月に開館しました。
千葉県佐倉市にある佐倉城址の一角、約13万平方メートルの敷地に延べ床面積約3万8千平方メートルの壮大な規模を有する歴史の殿堂です。 先史・古代から現代に至るまでの歴史と列島の民俗文化をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されています。
〈総合展示の概要〉
第1展示室:旧石器時代から中世における生活の始まり
日本列島に人類が出現したころからの、土器の出現、水田稲作のはじまり、前方後円墳の出現や国家の形成などを復元模型や復元画を用いて展示されています。
第2展示室:平安時代から安土桃山時代の様々な階層の暮らし
この時代から貴族、武士、村人といった様々な社会階級が形成され、その階級の違いによる暮らしの差について説明しています。

第3展示室:江戸を中心に花開く繁栄の時代
16世紀末から19世紀半ばの江戸時代における人々の生活や文化を、都市と農村の暮らしや外国との交流の観点から理解できます。

現在、特集展示で「生田コレクション 鼓胴」が開催中
小鼓胴や大鼓胴などが展示されており、現在も受け継がれる伝統芸能・能楽文化の一端が紹介されています。(開催期間2025年8月31日まで)
第4展示室:民俗の風習や文化から読み解く今の繋がり
「民俗」とわたしたちの暮らしはどのような繋がりがあるか、身近な名産品から伝統文化、当時の慣習といった観点から読み解いていきます。

【第5展示室は現在、リニューアル工事のため閉室 2026年3月17日リニューアル予定】
第6展示室:第二次世界大戦期から高度経済成長期における生活様式の変化
日本は戦争を経験し、暮らしは困窮を極めました。その後、驚異的な経済成長を迎え、豊かな生活へと繋がる過程が描かれています。
体験ブース:たいけんれきはく
いずれの展示コーナーも魅力的でしたが、我々が最も印象に残ったブースは体験しながら歴史を学べる「たいけんれきはく」です!

このブースでは、来館者が実際に「見て」「触れて」「考える」ことを通じて、日本の歴史や文化について楽しく学べる体験型展示コーナーとなっております。
「たいけんれきはく」では
・立体土器パズル
・武将スタンプ
・錦絵スタンプ を体験させていただきました!
(他にも我々が体験しきれなかった子供向けのブースもありました!)

初めて「たいけんれきはく」に立ち寄り、こんなブースがあると思わず驚きました。そのなかでも立体土器パズルは見た目以上に難しく、試行錯誤しながら完成させる達成感がありました。実際に手を動かして体験することで、歴史への関心が一層に高まり、展示との繋がりを感じられました。一方で、錦絵スタンプは短時間で簡単に完成し、手軽に楽しめる体験として印象に残りました。
興味を持った方は是非、国立歴史民俗博物館にお越しください!

- 所在地 千葉県佐倉市城内町117
- TEL 050-5541-8600
- 開館時間 3月~9月 9:30~17:00
10月~12月 9:30~16:30
(入館は閉館の30分前まで) - 休館日 毎週月曜日(休日の場合は開館となり、翌平日が閉館となります)
年末年始(2025年12月27日~2026年1月6日)
2025年9月2日(火)、10月7日(火)、12月23日(火)、
2026年2月3日(火)、3月3日(火)
※ その他館内メンテナンス及び悪天候等のため臨時休館の場合がございます。 - URL https://www.rekihaku.ac.jp/about/