市制70周年記念 オール佐倉で70周年を盛り上げる更新日:2024年11月28日
昭和29(1954)年3月31日に佐倉町、臼井町、志津村、根郷村、和田村、弥富村の合併により「佐倉市」が誕生し、令和6年(2024)年に市制施行70周年を迎えました。
市制施行70周年記念事業では、30年後の市制100周年を見据え、若い世代の発想力・行動力を活かした、さまざまな記念事業を展開しています。その活動や10月に開催された佐倉青春文化祭や記念式典の様子をお届けします。
「これまで」と「これから」をつなぐ節目
――市制70周年のコンセプト
2024年2月8日に、佐倉市と※市内5校の千葉県立高等学校等が一堂に会し、包括連携協定締結式が行われました。その後、本協定に基づき、佐倉高等学校にて、「市制施行70周年記念事業のコンセプト」をテーマにワークショップを行いました。
また、市の若手職員で結成した、プロジェクトチーム「海隣寺坂35」で協議を重ね、コンセプトが決定しました。
※千葉県立佐倉高等学校、佐倉東高等学校、佐倉西高等学校、佐倉南高等学校、印旛特別支援学校さくら分校
〇佐倉市市制施行70周年記念事業コンセプト
1.市制70周年を、「これまで」と「これから」をつなぐ一つの節目とします。
2.市制70周年では、先人たちが紡いできた「伝統」や「想い」に感謝します。
3.市制70周年では、市制100周年を見据えながら、30年後を担う主人公の閃きを生かし、煌めく佐倉の未来を築きます。
市制施行70周年のコンセプトを考えるワークショップを開催(佐倉高校)
市の若手職員で構成されたプロジェクトチーム「海隣寺坂35」
――キックオフセレモニーでロゴマーク等をお披露目
記念事業を広く周知し、盛り上げていくための記念ロゴマーク等(ロゴマーク、キャッチフレーズ、イメージキャラクター)について、佐倉市内在住・在学の小学生・中学生・高校生等から約60点の応募があり、市内県立高等学校等に通う生徒約400人の投票によって決定しました。そして、市制施行70周年記念事業のキックオフイベントとして3月30日に開催された「ENjoy!SAKURA春フェス ~佐倉城址公園ライブ~」のセレモニーにおいて、記念ロゴマーク等を発表しました。
★ロゴマーク
【作者】佐倉市立印南小学校 椎名莉愛さん(2024年3月30日時点)
【コメント】100周年にむけて、今よりもっとレベルアップした佐倉に
★イメージキャラクター(『佐倉くらのすけ』)
【作者】国府台女子学院高等部 村山綾音さん(2024年3月30日時点)
【コメント】全ての世代に寄り添えるような市であってほしい
★キャッチフレーズ
「これからも咲く、佐倉。」
【作者】佐倉市立臼井小学校 中間実和歩さん(2024年3月30日時点)
【コメント】今までも、そしてこれからも、咲き続けてほしい
客席まで汗だく!会場が熱気に包まれる
――小中高校生等の合同文化祭「佐倉青春文化祭」を開催
70周年記念事業でやりたいことをテーマとした、高校生と市職員とのワークショップで「市内学校の合同文化祭」というアイデアが生まれました。そのアイデアを実現した「佐倉青春文化祭」を10月19日に開催しました。
市内小中学校、県立学校、全9校18団体、総勢約500名の児童生徒が参加し、吹奏楽や合唱、書道パフォーマンス、ダンス、映像などの発表や、販売会、呈茶など、日頃の活動の成果を発表する場として大いに賑わいました。(保護者・一般観覧者 約1,000人)
【参加校・団体】
佐倉高校(吹奏楽部、音楽部、茶道部、ダンス同好会)、佐倉東高校(吹奏楽部、書道部、茶道部)、佐倉西高校(ダンス部、書道部、茶道部)、佐倉南高校(書道部、茶道部)、印旛特別支援学校さくら分校、西志津中学校(吹奏楽部)、井野小学校(金管バンド)、王子台小学校(金管部)、根郷小学校(合唱部)
佐倉東高校 吹奏楽部
佐倉高校 吹奏楽部
井野小学校 金管バンド
王子台小学校 金管部
西志津中学校 吹奏楽部
高校4校合同 茶道部
印旛特別支援学校さくら分校 活動発表
印旛特別支援学校さくら分校 販売会
佐倉東高校×佐倉西高校 書道部
佐倉南高校 書道部
佐倉高校 ダンス同好会NEXUS
佐倉西高校 ダンス部
佐倉南高校 活動発表
佐倉南高校 映像発表
佐倉高校 音楽部
根郷小学校 合唱部
――佐倉市市制70周年記念式典を盛大に開催
第1部では、佐倉中学校の吹奏楽部によるオープニング演奏をはじめ、市政功労者表彰が行われ、市政の発展、公益の増進などに顕著な功績のあった112名と9団体が受賞されました。また、佐倉PR大使に任命された脚本家・監督の上村奈帆さんが制作した市制施行70周年記念ムービー「未来へ」の上映や寺崎小学校、西志津小学校による合唱も行われました。
【参加校・団体】佐倉中学校(吹奏楽部)、寺崎小学校(音楽部)、西志津小学校(合唱部)
佐倉中学校 吹奏楽部
寺崎小学校 音楽部
西志津小学校 合唱部
上村監督と出演した高校生
第2部では、10月19日に引き続き「佐倉青春文化祭Part2」が開催され、市内在住の小中学生による連弾を皮切りに、佐倉東高校服飾デザイン科によるファッションショー、佐倉西高校によるダンス、佐倉南高校による映像発表が行われました。
佐倉西高校 ダンス部
佐倉東高校 服飾デザイン科 ファッションショー
第3部では、「佐倉PR大使委嘱状交付式」が行われました。まちの魅力を市内外に発信するため、佐倉にゆかりのある8人の著名人を佐倉PR大使として任命しました。
式典の最後には、佐倉PR大使のAMEMIYAさんが佐倉市オリジナル応援ソングを披露し、会場は大盛況のうちに閉会となりました。
まち全体で70周年を盛り上げる
――京成電鉄、JR東日本とのコラボ事業
京成電鉄株式会社とJR佐倉駅と連携し、佐倉市市制施行70周年を市内小中学校に通う児童生徒と一緒にお祝いするため、ラッピング電車のデザインとのぼり旗や横断幕に採用する書道作品の募集を行い、計12作品(ラッピング電車5作品、書道作品7作品)が最優秀賞に選ばれ、表彰式を開催しました。
――郵便局とのコラボ事業
日本郵便株式会社と連携し、オリジナル フレーム切手を制作しました。
オリジナル フレーム切手の制作にあたっては、佐倉西高等学校を中心とした市内県立高等学校等の生徒がデザインしました。市制施行100周年である30年後まで残したい佐倉市の「歴史・自然・文化」をモチーフとした作品となりました。
また、市制施行70周年をPRするため、「小型記念日付印」による押印、市内郵便ポスト165本や車両に70周年記念ステッカーを貼付しました。
――まちのみんなで市制70周年記念事業
市制施行70周年を市民の皆さんとともにお祝いすることのできる協賛事業がたくさん開催されていますので、その一部をご紹介!今後もさまざまなイベントが開催予定です。
●臼井ふるさとフードフェス2024
●ユーカリ浪漫夜道(ヨリミチ)まちMarchプロジェクト
●野外映画上映会「パークシネマ」
――70周年を迎えての感想と佐倉市市制100周年に向けて意気込みを西田市長に語っていただきました。
本年、佐倉市は市制施行70周年の記念すべき年を迎えました。これまで先人たちが継承してきた歴史や文化、豊かな自然は佐倉市の誇りであり、今もなお、こうした資源を守り続けて頂いている市民の皆さんには、本当に感謝しております。
3月の春フェスでのキックオフを皮切りに、さまざまな記念事業を開催してまいりましたが、この間、記念事業を通じて、市民の皆さんと共に70周年をお祝いし、より多くの皆さんに佐倉を知ってもらい、好きになってもらえたと実感しています。
記念事業では、市制100周年を見据え、若い世代の皆さんに多くの事業に関わっていただきました。若い世代の皆さんの柔軟な発想や行動力には本当に驚かされ、佐倉青春文化祭では、あふれるパワーを肌で感じることができました。
この事業に携わってくれた児童生徒の皆さんや関係者の皆さんに、心から感謝しており、30年後となる市制100周年まで、オール佐倉で盛り上げていきたいと考えております。