新米ママ・パパ必見!お子さんを保育園に入れる前に知っておきたいこと更新日:2021年11月24日
「保育園ってどんな場所」、「幼稚園と何が違うの」、「登園時に何をするの」などなど、新米ママ・パパの疑問に、保育士と入園手続きを担当する市職員がお答えします!
入園手続きの手順から準備の際のちょっとしたコツまで、お子さんを保育園に預ける前に知っておきたいことを分かりやすく解説。佐倉市の特色ある子育て環境もお伝えします!
入園準備をする
「入園前に何を準備したら良いの?」
そんなママ・パパの疑問に、現場で子どもたちと関わる佐倉市立根郷保育園の栗下歩保育士が教えてくれました!
――初めてお子さんを預けるママやパパは、何を準備したら良いかわからないことが多いと思います。まず、どんなものを用意したら良いですか。
0歳児から1歳児を例にお伝えさせていただきます。園によって、多少異なりますが、基本的には以下のものが必要です。
□ 連絡ノート(園で用意。家と保育園でのお子さんの様子を記入)
□ 食事用エプロン
□ コップ、コップ袋
□ 手拭きタオル
□ オムツ、オムツ用かご
□ おしり拭き
□ ビニール袋(濡れた服入れ、オムツ処分用)
□ 衣類用汚れ物袋(フックにかられるもの、ビニール袋やエコバッグなど)
□ フェイスタオル(身体を拭く用)
□ カラー帽子(アップリケなどで自分のものとわかるマークあると良い)
□ 外遊び用靴
□ 布団セット
――すべての持ち物に名前を書くんですよね。
そうですね。保育園は、たくさんのお子さんが生活する場なので、服はもちろん、ヘアゴムなど小さなものにも名前を書いていただくようお願いしています。
オムツなど頻繁に使用するものにも書く必要があるのですが、ネームスタンプやネームシールなどを使うと便利ですね。
――保育士から見ておすすめの服装はありますか。
お子さんが生活しやすく、のびのびと遊べる服装が一番大切です。動きやく着替えやすい伸縮性のある服、思いっ切り遊ぶための汚れてもいい服が良いですね。フードや首回りにヒモがある服などは、引っかかりの危険があるため避けてください。
――これがあると便利!というおすすめを教えてください。
例えば、着替えた服などを入れる汚れ物袋は、防水性のエコバックを使うと良いですね。手拭きタオルは、ループが付いているとフックにも掛けやすく、お子さんが自分で引っ掛けることもできるので、用意しようとする気持ちを育めます。
また、毎週末布団セットを持ち帰るので、大きな袋があると、雨の日の水除けになったり、同じ園にいる兄弟の分も運べ、とても便利です。
保育園で過ごす
登園からお迎え時にママやパパが行うこと、また、保育園で預け始めたころの子どもの様子など具体的に聞きました!
――朝、子どもと登園したときどんなことをしますか?
まずは園生活で使うものの補充や準備を行います。オムツや着替え、食事用エプロンの補充、汚れ物袋の設置、手拭きタオルやコップの準備などです。準備が整ったら、保育士に連絡ノートを渡しながらお子さんの様子を伝えてもらいます。
――登園を始めた当初は泣きますよね。
初めて大好きなお家の方と離れて、保育園という集団生活の場に入ることなので、不安やさみしさからたいていの子は泣きます。
私たちは、ここが安心して過ごせる場所だなぁと感じてくれるように、お子さんの気持ちに寄り添いながら関わっていきたいと思っています。
――お迎えのときは何をしたら良いですか?
登園のときの準備と逆で、汚れ物袋、手拭きタオル、コップなど、その日に使用したものを持ち帰ります。その際、残りの着替えやオムツがどのくらいあるか確認しておくと、翌日の補充の準備がスムーズになります。
また、週末は、布団セットやカラー帽子、外遊び用の靴などの持ち帰りと洗濯をお願いしています。
――病気にかかりやすくなるのではと心配するママ・パパもいますね。
初めての集団生活の中で、慣れない環境からの疲れもあり、病気にかかりやすくなる子もいます。
ご家庭でも、大人と同じように手洗いやバランスのとれた食事、充分な睡眠を心がけてください。
体調がすぐれないなと感じたら、早めに病院を受診したり、ママ・パパが休みの日にはゆっくり過ごすなど、早めに対策を取ることが大切だと思います。
――アレルギーのある子へはどのような対応をしますか?
食物アレルギーとお医者さんから診断されたお子さんには、除去食を提供するなどの配慮をしています。入園時には、保育士、栄養士、看護師などと面談を行い、対応方法を考えていきます。
――保育園での子どもの様子はどうしたらわかりますか?
日々の保育のなかでは、連絡ノートや園に掲示しているホワイトボードで、その日にあったことをお知らせしています。お迎えに来たママ・パパにも、お子さんの姿をお伝えするようにしています。他にも、写真をポスターのように掲示したり、園だよりでお子さんの様子を伝えています。
――人見知りなのか、保育園であまりリアクションがない子もいると聞いています。
家庭とは違う姿が見られると、ママ・パパは心配になりますよね。家庭で表現豊かな子が園ではおとなしいということは、特に入園当初にはよく見られる姿かと思います。お子さんは大人が思う以上によく周りを見て、様々なことを感じています。
お子さんが園に行くことをひどく嫌がっていなければ、そのまま見守ってあげてください。
もしも心配なことがありましたら、いつでも担任の保育士にご相談ください。
私たち保育士って、子どものことがほんとうに好きなんですよね。子どもたちがのびのびと健やかに育っていったらいいなと常に考えています。なので、ママやパパは、安心して保育園にお子さんを預けていただければと思います。
入園手続きを行う
「保育園ってどんな場所?」、「幼稚園と違うの?」、「入園手続きってどこで申請すればいいの?」…
そんなママ・パパが気になる保育園について、保育園の特徴から入園手続きまで佐倉市こども保育課の松井澄枝主事に質問しました。
――保育園ってどんな場所ですか?
保育園は、家庭でお子さんを見られない場合、保護者に代わって保育する施設になります。そのため、保育園を利用するには、就労、就学、出産、疾病、看護、介護といった保育が必要となる事由が必要になります。利用できる年齢は、0歳から5歳までで、早い園では産休明け(57日目)からご利用が可能です。
また、4月だけではなく毎月入園選考を行っていますので、定員の空き状況によっては、年度途中からの入園も可能です。
――幼稚園とは違うのですか?
良くいただく質問ですが、保育園と幼稚園は、どちらもお子さんをお預かりする施設に変わりはありません。保育園は、先にお伝えしたように、保育が必要な事由が必要となります。幼稚園にそのような条件はありません。幼稚園を利用できる年齢は、3歳から5歳までになります。
――保育園に入園するための必要な手続きを教えてください。
市役所に書類を提出することが必要です。その際、保育を必要とする事由によって、提出する資料が異なるので注意してください。例えば、仕事が理由で保育園を利用したい場合は、「就労証明書」が必要になります。
入園手続きにあたって、提出書類については『保育施設利用のご案内』という冊子にまとめてあります。冊子は、市役所や各出張所、保育施設に配架してあります。また、ホームページでも公開していますので、まずは入手してください。
――いつ頃から入園の準備を始めたら良いのですか?
例えば、4月からの入園を希望する場合、市役所に必要書類を提出する申込期間は、11月中旬から12月中旬までとなります。そのため、夏ごろから、保育園の見学をするなど準備される方が多いようです。
市のホームページにも小規模保育施設を含めた市内44施設(令和3年11月時点)の情報を掲載していますので、ぜひご参照ください。保育園によっては、オンラインの見学対応をしていますので、そういった機会を活用して、園の様子や雰囲気を聞いてみるのも良いですね。
――用意するものは何ですか?
公立、私立の保育園に関わらず、以下の書類を市役所に提出します。
□ 申請書
□ 保護者緊急連絡先
□ 問診票
□ 保育施設利用の同意書
□ 保育を必要とする事由を確認する資料(就労証明書など)
入園選考は、就労形態など保護者の状況によって決定します。優先順位によるため、申込の多い園の場合、第一希望の園に入園できないこともあります。事前にさまざまな保育施設を見学し、複数の園を選択肢に入れていいただければと思います。
――保育料はどのくらいかかりますか?
保育料は、一律ではなく、保護者の所得に応じて保育料が決定します。
住民税の決定通知書に記載の市民税所得割額が、保育料算出の目安になります。入園手続きをまとめた『保育施設利用のご案内』にも記載がありますので、詳細はこちらをご覧ください。なお、3歳~5歳児クラスの保育料は、無料となります。
佐倉市の保育園と子育て施策の特色
――待機児童0(※)を達成していますね(令和3年11月時点)。
佐倉市が施設整備を行い保育施設が充実し、子どもを受け入れる体制が整った結果だと思います。
他にも、新型コロナウイルス感染症の影響や、育児休業制度が充実したこともあり、ご家庭で子育てをするママ・パパが増えたことも一因として考えられます。
(※)認可保育園へ入園待ちとなっている児童のうち、国が定める待機児童に該当する児童。
――佐倉市の特色ある子育て施策について教えてください。
佐倉市は、千葉県内で初めて「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同し、地域全体で子どもを育む環境づくりを推進しています。
電車やスーパーなどで泣き止まない赤ちゃんの声に、悩んだママ・パパは多いと思います。このプロジェクトでは、周りの「泣いてもいいよ」という気持ちを可視化するために、スマートフォンなどに貼ることができる「泣いてもいいよ」ステッカーなど啓発グッズを配布して、子育て中のママ・パパを応援しています。
また、「地域子育て支援センター」が市内の保育施設などに設置されています。地域子育て支援センターは、子育て中のママやパパが子どもと気軽に遊びに行ける場所として開放しており、保育士や保健師など専門の資格を持ったスタッフが、子育ての悩みなど相談にものってくれます。
同じ年頃のお子さんを育てているママ・パパとも知り合うことができ、子育てに関する情報交換の場ともなりますので、ぜひご利用ください。
休日は子どもと一緒に
佐倉市内には、公園をはじめ屋外で子どもと遊べるスポットがたくさん!休日は家族でお出かけを楽しめます。
佐倉ふるさと広場
風光明媚な印旛沼湖畔に立地する公園で、広場には、チューリップ、ひまわり、コスモスなど四季折々の花が咲き誇ります。
とくに、春に開催される「佐倉チューリップフェスタ」は、関東最大級の規模で、オランダ風車の周り一面に咲くチューリップが絶景です。
印旛沼周囲を巡るサイクリングロードの拠点でもあります。
▼画像をクリック!
佐倉草ぶえの丘
緑豊かな自然の中で、農業体験や生き物とのふれあいができる施設です。
緑の中を爽快に駆け抜けるミニ鉄道は、線路の長さが国内最大級(全長1.1km)を誇り、子どもたちに大人気!
アスレチックで思いっきり遊んだり、陶芸・草笛などの体験教室に参加できます。
園内には、国際的に評価されたバラ園も!
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【お問合わせ】
◆保育園入園手続き等に関すること
佐倉市役所 こども保育課
TEL:043-484-6245
Email:kodomohoiku@city.sakura.lg.jp
◆佐倉市への引っ越し・移住に関すること
佐倉市UIJターン総合相談窓口(佐倉市役所 地域創生課内)
TEL:043-484-6748
Email:sousei@city.sakura.lg.jp